2026年3月21日、バンコクで開催
1月18日申し込み開始
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バンコク酒チャレンジは、単なるコンペティションではありません。
それは、職人技・伝統・革新が一体となり、酒蔵の情熱と飲み手の好奇心が味覚を通じて出会う場です。
日本酒を媒介に、人と人、文化と文化がつながり、心に残る特別な体験が生まれる場所でもあります。
日本酒は、ひとつの言語となります。「酒を語る」ことで、人々は物語や伝統を分かち合い、国境を越えた文化的なつながりを築いていきます。
バンコク酒チャレンジは、Sakeseeker(Taste Hunters Inc.)が、SSA Thailand チームと共催で開催する日本酒コンペティションです。
バンコクを拠点とする Sakeseeker は、厳選したプレミアム日本酒の輸入・流通を行い、急速に進化するタイ市場に日本酒の新たな価値を提案しています。日本のものづくりや文化への深い関心を原動力に、酒蔵との強固な関係を築きながら、教育を軸としたアプローチで、現地の消費者にプレミアム日本酒の本質的な魅力を伝えています。
また、Sakeseeker は日本酒の教育と普及にも力を入れており、国際的な認定資格コースの開催、テイスティングイベント、異文化コラボレーションなどを通じて、日本酒への理解と価値の共有を広げています。豊富な輸入・教育の実績をもとに、酒蔵、ソムリエ、日本酒愛好家をつなぎ、東南アジア全体における日本酒文化の発展を目指しています
ソウ家は、この歴史ある建物を、ほぼ一世紀にわたり住まいとして受け継いできました。
家族とこの街との深い結びつきは、19世紀末にまでさかのぼります。初代が中国・汕頭からシャムへ渡り、サムペーンに定住したことがその始まりでした。そこで交易を始め、「Sou Lee Seng」を創業します。
やがてラマ5世の治世にソンワット通りが整備されると、二代目は当時「マネーハウス」と呼ばれていたこの建物へと拠点を移しました。建物は家族の住居であると同時に倉庫、そして「Guan Thai Heng」の本社として改装され、ソンワットにおける新たな章の幕開けを象徴する存在となりました。
「Guan」という言葉には「起源」や「出発点」という意味があります。それは、海外で新たな未来を求める中国系移民を支えたいという、家族が大切にしてきた社会的な使命とも重なります。
この場所は、シャムにおける彼らの出発点であり、その精神はいまも家族の歩みの中に息づいています。
三代目は、「社会貢献」と「商業」という二つの精神を受け継ぎました。
Lao-Kongは社会事業に尽力し、中国系移民の支援やタイ潮州会の共同設立に関わるとともに、中国の飢饉の際には国連や赤十字を通じて支援物資の提供を指揮しました。
一方のLao-Maは、Lao-Kongを支えながら事業面を担い、中国から陶磁器や道具、紙、編みかご、さらには花火に至るまで、多様な品々をタイ国内で流通させました。
創業当初から、彼らの歩みは「商い」と「地域社会への思いやり」が深く結びついたものでした。
転機は、サリット・タナラート元帥の時代、タイと中国の貿易が途絶えたことにより訪れました。
四代目を代表する長男・Lao-Paeは、家業をコーヒー取引へと転換します。
当初はインドネシアから豆を輸入していましたが、ラマ9世がタイ国内でのコーヒー栽培を奨励すると、家族は南部の農家と直接取引を始めました。公正な価格を守り、すべての豆をタイ産とすることで、農業コミュニティとの強い信頼関係を築いていきます。
この建物は、家族が共同設立したタイコーヒー協会の拠点ともなり、現在も活動の中心として使われています。
今日に至るまで、Guan Thai Hengは、家族のコーヒーの伝統を象徴する存在であり続けています。
しかし、ソウ家のビジョンは、単なるビジネスにとどまりません。
かつて祖先が地域社会を支えてきたように、現在のソウ家はソンワット地区の再生と活性化に力を注いでいます。歴史ある街並みを、訪れる人々の出発点であり、新たなビジネスや文化が生まれる活気ある拠点へと育てています。
彼らの願いは、この中国系伝統家屋が持つ「魂」を守りながら、現代へと受け継いでいくこと。
そして、この建物が次の百年も生き続け、人々にインスピレーションを与える存在であり続けることを目指しています。
こうして「Sou(l) Songwat」は誕生しました。
その名には、家族の姓である「蘇(Sou)」と、ソンワット地区の“魂(soul)”となりたいという想いが込められています。
百年の歴史を刻んできた家は新たな息吹を得て、地域のリビングルームとして生まれ変わりました。
歴史と伝統、そして現代的な心地よさが、ひとつに溶け合う場所です。
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